世界放浪 ONE WORLD ONE LIFE 女一人旅

世界を廻る1年5ヶ月の旅は完結。日本での日々を綴ってます。

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就職日記<1> フリーでの活動停止

帰国してからの2年間、手探りの中でフリーランサーとして活動
してきたけれど、就職活動をすることにした。

もし今の時点で、フリーの仕事が継続中だったり、
新しい仕事が一つでもあったら話は別だけれど、
いまの何もない状態では、「もう少し頑張ろう」
「今、やめたら後悔するかも」という考えも浮かんでこない。
どこかに作品集を送って売り込みをする意欲もない。

フリーでの活動はうまくいかなかったけれど、
やってみてよかったと思っている。
おそらく、帰国後すぐに就職していたら「フリーでやってみたかった」
「フリーだったらもっと◯○○なのに」と
フリーで活動することに幻想を抱き、逃げ口にしていたような気がする。

この2年間はフリーでの活動と平行して働いたバイト先で
本当に色々あって、そちらのほうが強烈な思い出となっている。
見た目が派手な子でも仕事をきちんとこなしていたり、
困っていると助けてくれたりした。
その反面、人の弱みにつけ込んで、意地悪をする女性もいた。

中国の文化大革命時代のことを綴った「ワイルド•スワン」で著者である
ユン•チアンが「私は常識や節操のない人よりも、意地悪な人を
嫌悪するようになった」みたいなことを書いていて、
本当に、本当に、本当に!そうだと思った。
ホテルでの嫌な経験をしていなかったら、この文章に感情移入
出来ずに、さらっと頭の中を通っていったと思うと、
時には辛い体験も必要なのだと思ったりした。
※文化大革命:毛沢東指導の下、これまでの慣習、文化、歴史を全否定し、
新しい社会主義文化を生み出そうとした。結果、中国人同士が罪を
なすりつけたり、多くの罪のない人が殺害された11年間の狂気の時代。
「やられる前にやる」という風潮を生み出した。


分かりきったことだけれど、改めて「人間関係」ほど仕事を続けて
いくために大切なことはないと思い知った2年間だった。
しんどかったけれど、フリーの活動も、出力センター、ホテルでのバイトも
やってみてよかったと思う。

そしてこれから就職活動がはじまるのだけれど、気が重い。
「自分にあった働き方が出来る仕事が場あるのか」

グラフィック•デザイナーとしての働き方は、普通の働き方ではないと
教えてくれたのはシアトルの学校で出会った当時30代半ばだった
日本女性2人だった。
2人とも日本での激務に疲れて、スキルアップ、キャリアチェンジを
しようとやってきた感じで、アメリカにいることが出来るなら
ずっといたい思っている感じの人達だった。

彼女達の口から出た言葉は
•残業は当たり前
•終電で帰るのは日常
•終電を逃してソファーで寝る
•徹夜は普通にある
•3日間、家に帰れず
•営業が訂正を入れてきたら
•夕方から作業が本番、等々

当時23歳だった私が彼女達の話をきいて思ったことは
「そんな環境で働きたくない」
という強い思いで、私はこれまで幸運にもそういう環境を
避けることが出来てきた。
避けるというか、自分で選び取ってきたというほうが的確かもしれない。

大多数の日本人サラリーマンが長時間労働をしているのは
なんとなくわかっている。
友達の旦那さんは毎晩夜の12時頃に帰宅し、それから夕食を食べるのだという。
そんな時間まで働いているのに、夕食を食べずに仕事を続けると
聞いて私は只只驚いたのだけれど、他の人も同じようなことを言っていたので、
例外ではないのだろう。

こういう話を聞くと、私は心の底から「すごいな」と思うし、
「そういう状況を受け入れることが何故できる?」とも思う。
お腹を空かせながら夜遅くまで働く。
食いしん坊な私は「お腹がすいていたらイライラするし、
仕事にも集中できなくて結局悪循環」という考えなのだけれど、
バーベリン(スリランカのアーユルヴェーダ•ホテル)で会った女性は、
「もうお腹が空いているとか感じなくなる」と一言。
でも、そうだとしてもその時間まで働いているということに、
不満を抱かず(抱いていたとしても我慢して)働いていることが
「すごいな」と思う。
結局、そういう状況に社員を置いている会社に対して、
怒りや不満を抱かずに働き続けることができる(抱いても我慢できる)、
一種の才能だとさえ思う。嫌みでなく純粋にそう思う。
もし、私にそういう才能があれば、今回の就職活動もスムーズに
進むような気がする。

残業が嫌なのではない。
「会社に遅くまで残ること=会社に貢献し、よく働いている」と考える
風潮がたまらなくいやなのだ。
プロジェクトを完成させるために長時間働いているのは日本だけじゃないし、
アメリカ、イギリスでも遅くまで勤務している人が多くいると思うけれど、
彼らには「我慢している」「やらされている」そういう感覚があまり
ないと思われる。
「しかたないからする」ではなく「するべきだからする、時にはね
という感覚じゃないかと勝手に推測する。
同じ残業でも、仕事の取り組み方で大きく違うように思う。

「日本で働くって、会社の基準に自分を合わせ、妥協し、我慢し、
何かを諦めるということなのだ」という現実に対しての対処法が、
「腹をくくる」「諦める」「考えない」「苦痛と思わない」
どれかを選択することが日本の会社で働き続ける方法なのだとすれば、
私はどれを選ぶか。

これまでの私は「避ける」ということで問題を解決してきたけれど、
今回はどうなるのか?

猛烈に働いたことがない私が、なぜこんな文章を熱く書くのか。
よっぽど、自分を犠牲にすることが嫌な人間だと改めて気づいた次第。

次回に続く

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