世界放浪 ONE WORLD ONE LIFE 女一人旅

世界を廻る1年5ヶ月の旅は完結。日本での日々を綴ってます。

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「天使のようなおじいさん」

今日バイト先で「天使のようなおじいさん」に出会った。
一人でセルフコピーをしにきたおじいさん。

モノクロコピーが5円と安いので
セルフコピーを利用するお客さんが多い。

でもこのコピーがとても厄介。
毎回使い方を聞いてくるおばちゃんや、
自分が失敗したのにお金を払うのがいやという人、
(それもたった50円ぐらい!)
1時間以上も陣取って挙げ句の果てに夫婦喧嘩をはじめる人、
作業でてんてこ舞いの時には
きーーーーーってなる。

でも、このおじいさんはいつも静か〜に来て、
一人で「どうやったらいいんかな?」と言いながら
頑張ってコピー機を使いこなそうとしている姿を覚えていた。
お金を払う時には笑顔で、
「コピーは難しいですね。でも少しは覚えてうまくなってきましたよ(ニコリ★)」
と言われたこともあった。

先日、おじいさんのレジ接客をした時、
「前、コピー機のカウントをとる機械が壊れていて、
自分が何枚コピーしたかを数えて申告したけれど、
家に帰って数え直してみると
もっとコピーをしていたことに気づいたよ。
だから、その差額を今追加で払います。」
と計算したメモ書きを見せて言われた。

このおじいさんが言うから本当なのだけれど、
なんか貰うのが気が引けて
「大丈夫です」と言うと
「いやいや払います」
「いや大丈夫です」
という押し問答が続き結局おじいさんはありがとうと言って
帰っていった。

今日、再びおじいさんは静か〜に店に入ってきて
ひとりコピー機の前に立ち、頭を捻りながら格闘しはじめた。
丁度仕事が一段落したところで、
私的にはセルフのお客さんを手伝いに行くことは絶対に
しないけど、おじいさん「いい人やし」と思って
「大丈夫ですか?」と声をかけた。

今回も手こずっているようで(普通にコピーするだけなのだけど)、
私が見本をみせましょう!とコピーをしようとしている紙をみて
ガッテン!おじいさんが持つ雰囲気、謙虚さに納得。

コピーしようとしていたものは、
「教会で配られるであろう、聖書の一節を説明したもの」だった。

クリスチャンだったんですね、おじいさん。
思わず言ってしまいそうになった、
そして「ガッテン」という言葉はこういう時に使うのか!と
無茶苦茶納得できた。

おじいさんを見ていると
この人は神様のご加護がないと悪い人にだまされたりしそう、
いやこういう人だからこそ神様が守ってくれてるんだろう、
「絶対、天国にいく人やな」と勝手に思ってしまった。

(我ながら凄いこと思うな〜)

「この人、天国にいくな」と思わせるおじいさんのオーラ。
このおじいさんの一連の行動をみていると、
なぜかそんなふうに思ってしまう。

文句を言う人、
数十円をケチる人、
客だからと横柄な態度をとる人、
いつもムスッとした顔の人、
そういう人はたくさんいるけど、
おじいさんのような人は本当に稀。
というか、バイトをはじめて半年はじめて
「いい人や〜」と思える人に出会った。
100人に一人の確率かも。

アメリカ•シアトル留学時代に
クリスチャンに囲まれていた時期があって、
彼らの生き方に影響を受けたりもした。
(ひたすらいい人なんです、彼らは)
しかし、頑固で、理屈をこねる性格が多いに影響して、
ホストのお父さんに
「君はキリスト教のことをよく知っているのに
何故、クリスチャンにならない。
もう質問はいいからまずはなってみない?」
とまで言わしめた私。

おじいさんはきっと純粋なんだろうな〜。
だからこそ信じれる、信仰を持てる、
そして聖書の教義にしたがって、
嘘をつかないことを貫こうとする。
(もしかして、追加で料金をもらったほうが
おじいさんにとってよかったのか???)

しんどいわ!のバイト先で
思いがけずに優しい出会いがあった今日でした。



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