世界放浪 ONE WORLD ONE LIFE 女一人旅

世界を廻る1年5ヶ月の旅は完結。日本での日々を綴ってます。

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鉱山の町ポトシで知る現実

ウユニから鉱山の町<ポトシ>にやって来た。

この町は、世界で一番標高の高い位置にある都市。
標高約4070m。富士山より高いところにいるわけで、
少し坂を上っただけで、息切れする。

町の観光のメインである鉱山ツアーに行ってきた。
このツアー、ハードかつ危険で日本だったら絶対に
許可が降りないような内容。

ツアー申し込んだ会社は、REAL DEALという新しいツアー会社。
ツアー料金は1人80ボリ(約1,000円)。
なんでも、鉱山で働いていた人達が創めた会社で、
ツアー料金の一部はマイナー達に提供されるらしい。
※マイナー=鉱山で働く人

鉱山に入る前にまず、汚れてもいいように作業着に着替え、
ヘルメットも着用。次にMiner Marketに行き、
マイナーへのプレゼントとして、コカの葉とジュースを
各自1セットづつ購入。

そして、いざ鉱山へ。

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作業着に着替える図。

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マイナーにとって、必要不可欠なコカの葉と、
コカを加工したもの。

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コカの葉とジュースがセットになって売っている。
マイナーへのプレゼントはお決まりらしい。

鉱山の名前はCerro Rico(富の山)、本当は別の名前だったらしいけれど、
占領していたスペイン人がうまく発音できず、この呼び名になったとか。
16世紀半ばに銀が発見され、多くのインディヘナが労働に駆り出され、
銀鉱脈が尽きるとスペイン人は立ち去り、町は寂れていったという
悲しい歴史がある。

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Cerro Rico(富の山)

現代に入って地下資源があることがわかり、私達が見れるのはその採掘現場。
元マイナーのガイドを先頭に、狭いトンネルを進んでいく。
下はぬかるんでいて、すごく埃っぽい。はじめの10分ほどはよかった。
でも、歩き進んでいくうちに、もしここで地震が起きたり、壁が崩れたりした
らどうしようという恐怖心が浮かんでくる。
多分、逃げる場所はないはず。

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入り口付近で、出会ったマイナー。
皆、頬が膨らむほどコカの葉を噛んでいた。

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はじめは広々とした空間。

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進んでいくうちに、よどんだ空気になっていった

20分ほどすると、地下につづく穴がある所まで来た。
その辺りからすごい鉱物の臭い。ガスでもなく、今まで掻いたことの
ない臭いで、息をするのも苦しく、
こんなところまで一般人が来てもいいのか?と不安になるぐらい。
そんな居心地の悪い場所で、ガイドさんは鉱山とここで働くマイナーについて、
説明をはじめる。う~くるしい、、、。

<マイナー達についての話>
現在10,000人のマイナーがこの鉱山では働いていている。
彼らは、プライベートかパブリック、どちらかの会社に属している。
プライベートの会社で働けば、定額の給料と3ヶ月に一度2週間の
休暇がもらえる。パブリックの場合は、成果によって給料が決まる。
もし、質の良い鉱物を見つけることが出来れば、多額のお金が手に入るが、
反対の場合は給料がないことになる。
意外にも、ほとんどのマイナーがパブリックの会社に属して、
一攫千金を狙っているとのこと。
実際、貴重な鉱物を掘り当て、お金持ちになったマイナーもいる。
一生過酷な労働をするよりも、現状から抜け出したいという思いが強く、
あえて条件の悪い労働条件の下、耐え忍びながら働いている。


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ガイドさんの説明を聞く。彼は鉱山で5年ほど働き、ツアー会社の
使い走りになって、6ヶ月前に独立してツアーガイドになった
とのこと。彼はすごくラッキーなのだろう。

話が終わり、これで出口の方に戻るのかと思いきや、
そこにある穴から下へ降りていくらしい。見たところ、
もっと空気がよどんでそう。

本当は、「これ以上行くと危険な感じがするので、ここにいます。」と
言いかけたけれど、ツアーでいくところなので、大丈夫なのだろうと
思い直し、頑張って後についていく。
降りたところでは、3人のマイナーさんが働いていた。
彼らは、田舎からの出稼ぎなのでスペイン語は話せず、ケチュア語を話す。
ガイドさんが通訳をしてくれた中で、印象的だったことは、リーダー格の人に
年齢を聞いたとき、「わからない。」という答えが返ってきたこと。
きっとボリビアの田舎はまだまだ貧しいのだろうと、簡単に予測できた。

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狭い、暗い、深い、怖い。

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地下深くで働いているマイナーの人達。
私達がきても、特に反応することなしに黙々と働いていた。

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10分ほど彼らと話して、コカの葉とジュースを渡し、
もと来た道を戻りツアーは終了。

ボリビアのマイナー達は過酷な環境下で働いているという予備知識はあったけど、
実際に鉱山に入ってみて、それがどういうことなのか少しは理解できた気がした。

DSCF4087.jpg
みんな、ぐったり。

| ボリビア | 04:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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