FC2ブログ

世界放浪 ONE WORLD ONE LIFE 女一人旅

世界を廻る1年5ヶ月の旅は完結。日本での日々を綴ってます。

2013年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年03月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

日本の窮屈さ

明日の1年前、私はイスラエルから1年4ヶ月ぶりに日本に戻ってきた。
すぐにインドに行くので世界放浪が終了した日ではないけれど、
自分の気持ちとしては2012年2月15日が旅一段落の日。

そして、今、私は予想通り日本でもがいている。
というより、アルバイト先でもがいている。
※今回は長文になります。

先日、留学していたシアトルで出会ったYさんからメールが届いた。
彼女は海外勤務6年目の今年、日本に戻るか、それとも海外で
働くことを続けるか決断しなければならず、
どうしようか迷っているという。

私には何も言えないけれど、彼女の気持ちはとてもよくわかる。
日本にすんなり帰ろうと思えない理由、それは彼女が
「日本の窮屈さ」を知っているからではないかと、私は思う。
(Yさん、勝手なこと書いてすみません!)

「日本の窮屈さ」これは、一度海外で暮らしたことのある人は
強く感じることだと思う。
言い方を変えると「日本人らしさ」とも言える。

「人の気持ちをくみとる」「一生懸命に仕事をする」

「人の期待を裏切らない」「空気を読む」「団結して頑張る」

「場を乱さない」「足並みをそろえる」「きちんと丁寧に」

「手を抜かない」「上の者を敬う」「和を重んじる」

「自分のことは後にして他人をいたわる」

「弱音をはかない」「簡単にあきらめない」


日本人ならではの美徳のオンパレード。
でも、それが「日本の窮屈さ」を生み出していると思う。
未だに多くの人が自分の生活を犠牲にして働いているし、
会社には必ずひとりは鬱の人がいるという。
体罰を苦にして自殺する人、
働き通しで過労死する人もいる。
経済的にこんなに豊なのに、どうしてそうなるのか。

どうして、こんなに窮屈なのか。

私はこんな社会になった大きな理由として
日本では「上の人が偉い」という考え方が根強くあるからだと思う。
生徒より先生、
部下より上司、
従業員より社長、
アルバイトより正社員が偉いという考え方。
確かに「上の人」のほうが「力」はあると思う。
でも、「上の人」のほうが「その他の人」より
人間として上で優っているわけではない。

だから、上の立場にいるからといって
偉そうにしたり、大きな態度をとるのは絶対に違う!
でも、日本の社会ではいつのまにか、
「上の人」はなんでも言える、そして雇われている限り、
教えられている限り、上に従うべきという思想にすり替わっている。
私にはそう思えてならない。

旅中、あまりにも暇で外国の日本ガイドブックを読んでいたとき
とても印象に残る記事があった。

「日本には日本で育った人のみが習得できる性格がある。

それは、日本で長期滞在して得る事ができるというものではなく、

日本で生まれ日本人として生きていく中でのみ手に入れることができるもの」


私はなるほど!と感銘した。
筆者は「日本人はすばらしい!」と言いたかったのだろうけど、
私は「その日本人が持つ独自の性格」が全てよい方向に作用している
わけではないと思った。
なぜなら、日本で生きるって大変なことだから。
人に気を使い、何事にも真面目に取り組み、弱音を吐かず、しんどいことも我慢する。

そりゃ疲れるわ!!!

日本を訪れた外国人が絶賛する「日本人のおもてなしの心」。
裏を返せば、そんな「おもてなしの態度」を彼らの国では
あまり感じることが出来ないのだと思う。
それって「いい加減さ」とか「自分を大切にする」ってことや、
「適当な感じ」を許す文化が彼らの国にはあるってことだとも言える。
「人には必要以上に気を使わないよ。だから僕も相手に求めない」
というような。
(※旅中はその「適当な感じ」にイライラすることもありましたが、、、)

私が感じる日本の窮屈な空気。
でも、今、少し変わりつつある気がする。
多くの人がお金が人を幸せにするわけではないことに気付き、
会社に期待しない、依存しない(=会社に身を捧げるような働き方をしない)、
自分が本当にどう生きたいのかを考え行動している気がする。

自分を大切にして、自分を守るために時には逃げることも必要。
日本人の美徳に縛られているから、窮屈になる気がする。
時には気を抜き、人の目を気にせず、自分が居心地がよいと感じるように動く。
(他人に迷惑をかけない範囲で)

「少しぐらい貧乏だって、精神的にしんどくなかったらOK〜」

と思うぐらい楽観的な考えに無理矢理自分をもっていく
(今年の私の目標です)

「真面目」という性格を生まれながらに持っている日本人には
それぐらいの「適当さ」も必要なんだと思う。
「逃げ」も必要なんだと思う。

ワイン
帰国記念に明日飲もうと思っていた、チリでよく飲んだワイン。
一口飲んだだけで、チリの安宿でパスタを自炊してこのワイン片手に
食べた光景が浮かんできた。

旅の日々は、
「朝起きて、今日は何をしようか、次はどこへ行こうかと
ぼんやりしているうちに日が暮れた」

ずーと前から
旅する前から、
旅している時も、
旅した後も、
わかっていたけど、
何にも代え難い本当に至福の時だった。





スポンサーサイト



| 日本 | 19:48 | comments:16 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |